こんにちは。RETILESです。
自分でタイルを貼ってみたい、タイル張りをチャレンジしてみたい方向けに、数回に渡り、テーマ別にご紹介をしていこうと思います。
タイルを貼るときに欠かせないコテ
タイルを貼るときには、下地づくり、接着剤、目地詰めなどコテが必要になります。
本来コテとは、左官の歴史とともにずっと道具として用いられているもので、2000年以上の歴史がある道具だそう。
ホームセンターでもたくさんのコテが売っていたり、オンラインでも紹介されているのだけど、いまいちどれを選んでいいのかわからない・・。
というご相談もいただくので、今日は数あるコテの中でも一般的なコテをご紹介していきます。
▷木鏝(キゴテ)
タイル屋では、木鏝(キゴテ)は、下地であるバサモルタルをならすときに使われます。
通常のコテよりも大きく、30cm程度のものが多いです。
↑通常のコテと比べた画像
▷外装用クシ目鏝(クシメゴテ)
こちらは住宅やマンション、アパートなどの屋外のタイル施工を行う際に使われている鏝です。タイルの接着剤を塗るときに使われます。
内装のクシ目鏝よりも、少し大きめで、クシの部分も鋭角です。
くし目にはサイズがあります。6mm〜10mm目程度まであります。
▷内装用クシ目鏝(クシメゴテ)
外装用よりもクシ目が鈍角で丸みがあり、コテのサイズも少し小さめです。
こちらもタイルの接着剤を塗るときに使われます。
(ビニールから出してなくてすみません・・)
くし目は3mm〜5mm程度です。
外装用よりも少し丸みがあります。
▷小さめの補修用コテ
こちらは少し小さめのコテ120mmサイズです。
小さい鏝であまり販売されていないかもしれません。
タイル屋では補修するときに使うこともあります。
▷ステンレス仕上鏝(シアゲゴテ)
こちらはモルタルでタイルを貼るときに使う鏝です。
DIYなどではあまり使われないかもしれませんが、タイル用ボンドがなかった時代、モルタルで貼っていたときにはこちらが大活躍。
今も職人さんたちは使用頻度が高いコテです。
▷鶴首鏝(ツルクビゴテ)
鶴首鏝もいろん形がありますが、こちらは手の届かないところやコテの入らないところへモルタルをを込めるときに使われます。
タイル職人が狭い部分や貼る場所のスレスレの部分に使っています。
▷レンガ鏝(レンガゴテ)
元はレンガを積む時に使われていたレンガ鏝。
形が可愛いです。
攪拌やモルタルを入れるときに使うことも多いです。
▷ゴム鏝(ゴムゴテ)
タイルの目地押えに使われるゴム鏝です。
大きさも色々あります。用途や手のサイズ、目地を行う場所によっても使い分けてください。
いかがでしたか?
今回は鏝(コテ)についてお伝えしました。
鏝の取り扱い注意点は以下になります。
- 日頃から道具はピカピカに磨いておく
- ボンドがついたコテはシンナーなどで早めに綺麗に拭き取り風通しの良いところで乾かす
- 作業箇所にあったコテを使用する
- 柄の部分やコテ自体にガタツキがあった場合は使用をやめる
- 重たいものや傷つくものなどをコテに乗せない
DIYやプチリフォーム、クラフトでは、ぜひ最適なコテを選んで、使ってみてください。
タイルを貼る楽しみを!